AIMSについて
AIMS(国際マラソン・ディスタンスレース協会)は、120以上の国と地域にわたる450を超える世界的な長距離レースで構成される会員制組織です。AIMSはその目的を以下の通り掲げています。
- 長距離レースを世界中に広め盛んにすること。
- 世界陸上競技連盟(WA)と連携して国際ロードレースの運営に携わること。
- 協会の会員間で情報や知識、専門技術を交換、共有すること。
この長距離レースに特化した国際組織はあなたの大会を待っています。
AIMS加入によるメリット
- 120カ国以上にわたる450を超える世界的な大会との国際ネットワーク
- あなたの大会の国際的認知アップと、スポンサーや開催地、ランナーへの知名度向上
- 海外エントリーの増加と対内投資機会の創出
- 世界中の大規模なロードレースに配布されるディスタンス・ランニング誌(現在発行部数:年間40万部以上)へ毎年の無料広告の掲載
- 世界中のプレスやメディア向けに配布されるAIMS-WAカレンダーへの無料掲載
- 大規模な国際マラソン大会で、AIMSエキスポブースにて展示する設備
- あなたの大会で配布するためのディスタンス・ランニング誌
- WA-AIMS公認計測員によるコースの公式計測(追加料金)
- 大会運営、技術基準、プロモーション、宣伝、ドーピング規制に関する助言
- AIMS世界会議への出席を通して、組織やロードランニングの発展に関する方針策定への参加
- 世界の変化を知らせる月間ニュースレター
- 5kmからフルマラソン大会まで、四半期ごとの統計
AIMSには、準会員または正会員として加入いただけます。準会員は設立2年以内の新しい大会を想定しています。加入から2年後に、正会員に昇格することが求められます。
会員は、WA-AIMS公認計測員によるコースの公式計測を受けなければなりません。
会員は、その開催大会のエキスポで、専用のテーブルまたはブースを他のAIMS会員のために用意することが求められます。同時に、他のAIMS会員の大会に、自分の大会のプロモーション資料を送り、エキスポブースでの展示や配布を依頼することができます。
このような方法を通して、AIMSは会員が効果的な海外プロモーションを行うためのプラットフォームを提供しています。
AIMSの歴史
AIMSは1982年の2月に正式に発足し、第1回会議をロンドンで開催しました。その前の2年間に、そうした協会の設立について、世界のトップマラソン大会のディレクターと非公式に議論を交わしていました。ロンドンでの正式な会議に先駆け、ニューヨークやホノルル等でも会議を行っていました。
AIMSは当初、それぞれの出席ディレクターの大会を向上するために、情報交換の場をつくる目的で設立しました。しかし、協会の定款を作成する際に、情報交換だけにとどまらず、組織や会員を管理運営する基本的な規則を定める必要があるということになりました。
第2条は協会の目的として以下を定めています。
- 長距離レースを世界中に広め盛んにすること。
- 世界陸上競技連盟(WA)と連携して国際ロードレースの運営に携わること。
- 協会の会員間で情報や知識、専門技術を交換、共有すること。
参照:
定款(英語)
定款(スペイン語)
定款(日本語)
英語版とスペイン語版・日本語版に意味の相違が生じた場合は、英語版が優先されます。
30年前の発足から、AIMSは目覚ましい進歩を遂げました。
1989年にオーストラリア・メルボルンで開催された第5回AIMS世界会議では、会員がマラソンからすべてのロードレースに拡大されました。2007年3月に中国・厦門で行われた第16回AIMS世界会議では、対象をさらにオフロードの大会にも広げると決定されました。2011年11月には、ギリシャ中央政府とのパートナーシップを通して、マラソンの精神的故郷、アテネのオリンピック複合施設の中にAIMS常設本部を開設しました。この日からOPAP-VisitGreeceは、AIMSの後援者になっています。
AIMSは、世界の長距離レースの進化と発展に貢献するための団体として設立しました。1982年に28の会員とともに始まり、今では世界の一流マラソン大会や多くの大規模ロードレースなど、120以上の国と地域にわたる、のべ450大会が会員となっています。
AIMSはコース計測について、明確な基準を定めました。WAはこれを承認し、AIMSのシステムをWAの計測基準に採用しました。すべてのAIMS会員は、これに則りコース計測を行う必要があります。
AIMSとWAは陸上世界記録を認定し、またその基準づくりを共同で行ってきました。
AIMSは、すべての主催者、団体、スポンサーに対し、長距離レース発展のためのサポートと協力に感謝します。